2014年11月の記事一覧

夜勤のメリット

前回の記事につづき、今回も夜勤のお話です。

夜勤はきついだけの勤務なのでしょうか?

まず夜勤のメリットとしては、日中の時間が有効に使えることです。

私が物書きの仕事と看護師の仕事を両立できるのも、まさにこの日中の時間を使える強みがあるからです。

また、夜勤専従で働いている看護師には夜勤手当のために、日勤と比べて一ヶ月に半分程度勤務するだけで同じ程度の収入が得られるという場合もあります。

夜勤専従ではパート扱いになるなど社会保険やボーナスの面で不利な場合もありますが、トータルではメリットが有るという場合もあるのです。

また、給与面だけでなくたとえば学校に通えたり、働くこと以外に時間を使えたりということもあります。

看護師は学ぶ意欲が高い人が多く、大学に通いたいと考える人は多いようです。

業務の関係で広く勉強する必要があるということはもちろんですが、いつも病院で病気の人ばかりを相手にしているということもあり、健康な人たちと交流したい、出会いたいという気持ちもあるのです。

こんないくつかの理由から、働きながら大学で学びたいという看護師は増える傾向にあり、社会人入試を行っている二部の大学では看護師が多く学んでいるという話も聞きます。

二部の大学であれば、日勤の看護師でも通学は可能です。

日勤の後に夜学に通っているという看護師は確かに私の周りにも何名かいますし、逆に夕方学校に出てからその後病院で夜勤をして朝かえって寝るという生活をしている看護師もいます。

これには経済的な理由もあるでしょうし、基本給が安い看護師の場合は夜勤をしないと収入が足りないという事情もあるでしょう。
その点、夜勤専従であれば、はるかに高収入ですし、勉強に当てる時間も多く取れます。

少ない労働時間で効率よく高収入をえるには夜勤専従というのは魅力的な働き方とも言えるでしょう。
また、夜勤専従で働きながら昼間の大学に通うという看護師もいます。

朝から夕方まで学校で勉強し、夕方仮眠を取ってから夜勤をこなすというタフな看護師もいるそうです。

夜勤だと少ない勤務日数でも効率よく稼げて勉強もできるとなれば、日勤がいいのか夜勤がいいのかは迷うところかもしれませんね。

学校と仕事を両立させる場合はなんと言っても体力勝負といったところがありますし、体を壊してしまってはいけません。このあたりは自分の体力との相談といってもいいでしょうね。

また、昼間に子育ての時間をとれるといって夜勤のメリットを上げる方もいます。

そんな方の書いた子育てブログをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

育児子育て日記

2014年11月24日|

夜勤という働き方

看護師の仕事はきつい、汚い、いわゆる3Kな仕事と思われているようですが、その一番の理由は、夜勤があるからでしょう。

看護師問題というとすぐにこの夜勤が取り上げられますが、だからといってやめるわけにはいかないのが夜勤です。

病院では、24時間体制で誰かが患者さんをみなければならないですし、夜勤は看護師の宿命といってもいいものです。

三交代、二交代、当直制といろいろシステムはありますが、誰かが眠らずに起きていて病棟を守らなくてはならないことに変わりはありません。

看護師の夜勤が話題になっている割には、夜勤というものについてきちんと基本的なことから理解されているようには感じられないですね。

夜中にナースコールで患者さんから呼ばれて行くと、「起こしちゃってごめんなさい」という患者さんがいますが、これは誤解です。

交代で仮眠を取るようにはなっていますが、看護師は基本的に誰かが必ず起きています。

こうした誤解があるにせよ、看護師というとすぐ、「夜勤が一番大変なのでしょう」と言われるのですが、実は違います。

もちろん、夜起きているだけでもつらいという看護師もいますが、多くの看護師がきついと感じるのは、交代勤務の中で、勤務と勤務の間隔が狭くなり、疲労がどんどん蓄積していくようなケースです。

たとえば、準夜勤(たいてい16時から0時ごろまで)の翌日の日勤(たいてい8時から17時ころまで)や、日勤の翌日の夜勤(0時から9時まで)といった場合、勤務と勤務の間隔が8時間、あるいは7時間となるため、疲労が回復しないまま次の勤務に入るということになります。

三交代といっても、病院によって交代時間は少しずつ違いがありますが、この二つの組み合わせはどこもきついようです。

こうしたきつさを解消するため、勤務の組み合わせについて、いろいろ研究されています。

アメリカの病院では日中のスタッフと夜間のスタッフがそっくり入れ替わるところも多いとのことです。

それぞれを専業にすることで、交代勤務自体を廃止する手もあるわけです。

とはいっても、この方法に問題がないわけではありませんし、日中の看護師は夜の患者さんの状態がわからず、夜の看護師は日中の患者さんの状態がわからないというのは患者さんには不安でしょう。

しかし、それも引継ぎの方法いかんによっては克服できる問題かもしれません。

完全に分業にしなくても、日本でも夜勤専従の看護師を採用する病院は増えつつあります。

家庭を持っている看護師の多くが、日勤専門の勤務を希望し、夜勤を避けたがる反面、夜勤を専門にしたい看護師もいるのです。

この事実はあまり知られていませんが、私自身、夜勤を多くつけてもらっているのでその気持ちはよくわかります。

2014年11月24日|

引継ぎの話

私は基本的に引継ぎが苦手です。

特に夜勤では日勤者に引き継ぐ時に8年目となる今でもすごく緊張します。

自分で記録用紙に記録した内容をまとめて話せばいいだけなのですが、最初に何から言えばいいか迷ってしまいます。

出だしで使えてしまって頭が真っ白になってしまうこともよくありますし、言葉が出なくなり、その後は何を発したのかさえ記憶が飛んでしまうこともあります。

また、勤務が終わって帰宅後に引継ぎを忘れたことに気がつき、病棟に電話をしてしまうということもありますが、これは電話をとる手間をかけてしまうので、なるべく気をつけるようにはしています。

まったく病院から帰っても仕事のことが頭から離れないなんてよくないのですが、こうしたことが看護師のストレスをためてしまうのかもしれません。

後輩看護師に引き継がれていく逸話というのもたくさんありますが、泣かされた患者さん、先輩、医師、そんなチョット愚痴めいた話から、繰り返したくない自分の失敗、後悔など別に教育的な配慮から話すわけではありませんが、改まった指導以上にこうした休憩室での引継ぎは効果があるようです。

私がよくするのは、患者さんに言い返してしまった話ですが、看護婦は結局のところ真面目なんだろうけど、それをいいように利用してわがままばかり言う患者さんもいるのです。

そんな時のやりきれなさはたまらないものがありますし、だからこそ患者さんは弱くて私たちが守ってあげなくてはいけないという使命感に燃えて現場に出てきた新人看護師ほど理想と現実のギャップに苦しんで、やがて患者さんが好きになれなくなったという悲しい本音と闘いながら、結局は職場を去っていくという繰り返しを続けるケースが多いのです。

こんな繰り返しを絶つにはやっぱり看護師も、きちんと意思表示をすることが大切です。

患者さんをかわいそうな存在と見て言うなりになるだけでは、専門職としてはあまりに情けない話です。

相手の人格を認めればこそ、お互い人間として言いたいことだってあるのですし、これが私の患者さんへの向き合い方の基本です。

もちろんこのやり方がすべて正しいとは思いませんが、ただ、理想と現実の中でうまく折り合ってやっていくにはこういう方法もあるよということを伝えておきたいのです。

看護師の世界は女の職場ということで、ドロドロした人間関係に思われがちです。

でもそれこそ誤った理解のされ方ですし、後輩が少しでもプレッシャーを感じずにイキイキと働けるようにみんな気を使いあって働いていると思うのです。

裏の引継ぎにしても、それぞれに受けを狙って腑に気明るくしようとしているのですし、自分の芽3から見ると、いかにも仕事ができる先輩が、昔は自分と似たようなことやっていたってわかると、やっぱりホッとするものです。

2014年11月24日|