10年目にして思うこと

10年目にして思うこと

看護師の仕事には療養上の世話と診療の補助の二つがあり、点滴注射に関する業務は診療の補助の筆頭と言ってもいいでしょう。

看護師というと注射をする人というイメージを持っている方が多いようですが静脈注射は点滴も含めて基本的には医師の指示に従って行いますが、準備や片付けは看護師が行うことになっています。

法的には静脈注射を看護師が行っても問題はありませんが、静脈注射は事故が起きた場合のリスクが高く、どこの病院も看護師にそこまでのリスクを負わせないために、医師の指示の下に行われているのが実情です。

静脈に針を刺すという行為は医師と看護師のほかに臨床検査技師にも認められていますが臨床検査技師は採決をするだけで薬液を注入することは認められていません。

ところがこの注射というのは患者さんからすればもっとも上手い下手を感じられる行為なのです。

つまりうまい人にあたれば痛みも少なく、下手な人にあたれば痛く、場合によっては青あざが残ったり晴れてしまうといったケースもあるのです。

ではこの注射が一番うまいのが医師かというと決してそんなことはなく、医師の中にも注射が下手という人が少なからずいるのです。

私の勤務する病院では曜日ごとに若い医師が点滴当番として、患者さんに点滴を刺して回ります。

私たち看護師がその医師の介助について針をテープで止めたりしていくのです。

子の介助には若手の看護師がつくこともあったり、5・6年目の中堅看護師がつくこともあり、そんな時には若い医師たちはとても緊張していながらもしかも医師としてのプライドもあったりで、脇から見ていてほほえましく思えてしまったりするものです。

看護師になりたてのころは、医師はある意味雲の上の存在みたいに思ったものですが、私のように10年目ともなれば、年下の医師も多くなり、私が教えることも多くなるほどです。

こんな私も看護師になりたての頃は医師に叱られたり、先輩看護師にいろいろキツイことを言われたりで看護師をやめようかと思ったことも1度や2度ではありません。

また看護師転職は人間関係が原因であるケースも多いと聞きますが、私の場合は人間関係に悩んだ頃が最近では遠い昔に思えるくらいにまでなってしまいました。

2014年2月16日|